2009年 1月 30日 

電動水上機

 2003年から着手し、現在はバルサリブ組機を3機、GWS製発泡材機を2機所有。
当時は技術情報も少なく、設計と製作、水上&飛行試験など、まともに飛ぶまでに
大変苦労しましたが、最近では動力系統の近代化・リポ&BLMで楽に離着水と
飛行ができるようになりました。
水と空気の特性の差、風と波、これらを楽しめるのが水上機です。

・気温が15.5℃のとき、空気の抵抗は水中の約60分の1です。
・ところが、空気と水の密度に大きな差があり、水の密度は空気の密度の約830倍
にもなりますので、水中では、空気中より12〜13倍の粘性抵抗が生じるのです。

Xanadu飛行艇
  滑空性能を重視し設計、強いサーマルならモーター停止で滑空可能。
  Mk1,2:QRP400ギアダウンとNi-cd、Ni-mh電池、当初プレーニングに入らず、
  艇体に波押さえ板やチャイン、滑走板を追加しやっと離水。
  Mk3:リポとBLMで近代化、性能が飛躍的に向上し、軽アクロ可、風波に強い。

Havana試作飛行艇
  初級練習飛行艇として離着水性能と安定性重視で設計、リポ2セルとBLMで軽快
  に飛行。60代、70代のシニアでも飛ばせます。

Havana量産機一号艇
   性能向上と軽アクロ対応のため、再設計。

ESPER水上機
   QRPのESPERにモリデルフロート装着し、かっとびます。リポ3セル&BLM

 

GWS製発泡材セミスケール機にフロート装着。フロート性能と脚剛性&アライメン
ト、重心位置(前寄りがMust)とステップ位置の関係などが重要。

 

Sea Spitfire
 正規CGで処女飛行したら、モーター絞ると極端な頭上げ、緊急着水で小破。
 CG2 0%狙いで正常飛行。
 後日、迷彩塗装が効きすぎ、遠くの緑陰に入り姿勢視認困難となり墜落、廃棄処分。


Sea TigerMoth
   GWS製のピアノ線脚は剛性低く離着水でヨタヨタ。ガセット横板追加などでOK。
 温和な飛行性能だが横風に弱い。

Navy PT-17 Sterman
 GWS製フロートの性能悪く、波のない時は水面に吸い付くので、
 過大な上げ舵の離水が必要。
 軽アクロ可能。

 


愛知時計AM−18・十二試複座水上偵察機・E12A1
  但し、これはソリッドモデルで飛びません!

                                      画、文 by 渡辺哲国

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