2009年3月15日 太田編
スケールエアレース2009
RCエアワールド スケールエアレース 参戦記(PART
1)
3/15.2009 三重県の木津フライングクラブ飛行場にてスケールエアレースに参加をしてきました。
参加メンバーは加藤さんと私オオタです。小幡会長と林さんも応援に駆けつけてくれました。
出場機は
加藤さんが AT-6 テキサン エンジンは OS FS-52S
参加クラスは ルーキークラス
太田は GEE BEE R3 エンジンは OS FS-52S
参加クラスは F1クラス
GEE BEE R2 エンジンは OS FT-120
参加クラスは アンリミテッドクラス
加藤さんの AT-6
は、初レースとは思えない軽快でクイックな反応を見せなかなかの好タイムをマーク。
ところが1レース目が終わり、駐機していた機体に他機が激突して小破!
現場での修理も出来ず2レース目からはリタイアを余儀なくされてしまいました。
それでも初レースながら好タイムを評価され、表彰式では楯をゲット!
太田の GEE BEE R3
は鍋田で飛ばし慣れていたので良いところを見せようとしましたが、
最新のレーサーに比べ実に遅い!3レースともビリのタイムをマーク!
パイロン間を7周するレースだったのですが、トップがゴールする頃に僕の機体は3週目をブ〜ンと飛んでいます。
トップグループのタイムの倍の時間を飛んでもゴール出来ないという、まさにコールド負け状態(泣)
それでも異様なスタイリングが票を集め、楽しいレースとなりました。
何といっても目玉は新作機 GEE BEE R2 でした。
製作、仕上げに手こずり大会前日まで製作に追われ、
大会当日が初飛行というきわどいスケジュールでした。
この GEE BEE
と搭載エンジンは、小幡会長より託され譲り受けたものだったので、
「一番」ウケそうなところでロールアウトをしようと企んでおりました。
早朝6:30会場に到着し、車から機体を降ろすやいなや、
まずはヤマ編が「お〜!コレですか!」と飛びかかってきました。
その後も会場の注目を一点に集めるような激しい!注目を集め(ホントです)ます。
DVDと雑誌の取材もビシバシ賜りまして、初フライト前の緊張が頂点に
高まります。
ヤマ編さんの計らいで、レースの合間に
GEE BEE
のお披露目初飛行タイム!を作ってもらいました。
究極の緊張の中、エンジンも飛びも絶好調!着陸も決まり憂愁の初飛行を終え感無量!
小幡会長からも最高だ!最高だ!最高だ!と大絶賛。
さあレース再開!
スターティンググリッドでエンジンを始動しようとしたところ
電気系統のトラブルで1レース目は早々にリタイア。
会場の参加者からハンダごてを借り(何でも持っている人がいるンです)
突貫修理をして2レース目からの参戦に備えます。
僕のレースの相手は、アメリカ・ジャイアントスケールエアレース4位のヤマ編と、
日本屈指のF3Dパイロンレーサーの大井高三さんです。
なんだこの組み合わせは!仮に早い機体を持っていたとしても勝てる相手ではありません。
ここは、GEE BEE
の最高の飛びを味わいながらレースを楽しみます。
サウンドといい、スピードといい,飛びっぷりと良い、素晴らしいフライトにしびれます。
レース後、両名からも崇高なお褒めをいただき今年のレースは幕!
美味しいところを全部戴いてまいりました。
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GEE BEE R3の野性味あふれる雄姿 ところがレースとなると次々と周回遅れとなります。
翼面積が小さいのと、空気抵抗が大きいのと、重いのと、エンジン不調と・・・・・言い訳はたくさんあります。
加藤さんのAT-6テキサン 太田のGEE BEE R2(左)GEE BEE R3(右)
かっこよさだけは負けてません!
GEE BEE R2
全幅 1.800・
全長 1.260・
重量 7.100g
翼面積 不明
エンジン OS FT-120改(水平対向2気筒)
カラーリング 絶好調
フライト 絶好調
弱点 足回り パイロンターン
当初から足回りに不安があり十分な補強
(主翼スパッツ取付面に1ミリ航空ベニアを3重貼り、0.7・ステンレスワイヤーで張り線取り回し)
したにもかかわらず、これほど平滑な滑走路でも3回目のフライトの着陸でスパッツが座屈してしまいました。
鍋田で飛ばすにはサスペンションを考えないと離着陸に耐えられそうもありません。
翼面加重が比較的重いためパイロンターン(超急旋回)は高速失速の兆候を見せます。
低空で高速失速をしてスピンにでも入ろうものなら・・・・恐怖です。
左旋回時、強い巻き込みを示しましたので、右翼端にウエイト(50〜100グラムくらいかな)
を取り付けれは解消出来るように思います。
それ以外は機体
形状とは想像を絶する素晴らしい飛びを見せます。
機影はまさに独特のGEE BEEスタイルで、水平対向エンジンのサウンドもホレボレ!ニカニカ!!
とにかく最高なのであります。
こんなデカイ!デハビランドコメットが来ていました。
・・・・期待をさせておいて飛びません。なんだー!みせるだけかよー!
レースを前に羽根を休める愛機です。
関東からは、バイプレーン軍団がやってきました。
表彰されご挨拶中の加藤選手。エアワールド門内カメラマンより記念撮影。加藤選手、ニヤケてます。
かくして私オオタは「2009 RCエアワールド アワード」を受賞してしまいました!
画像、文、by オオタ